無題の人間がまだ抗えるなら

ここから最後の悪あがき始めよう──From (0,0,0)

(0,0,0)への愛を叫ぶ(歌詞解釈)

こちらでは初めまして、時です。

「ジャニーズの記事を書くならはてブロ一択!!」

と、どこかで聞きかじったもので、

今回スリーオーブラックへの愛を語り尽くすためだけにはてブロを開設しました。

 

NEWS2022615日発売新シングル「LOSER/三銃士」の初回"LOSER"盤に収録されています、

(0,0,0)、その読みをスリーオーブラックというこの曲ですが、

作詞が篠原とまとさん、作曲・編曲が伊藤賢さん、辻村有記さんという、NEWSファンから絶大な信頼を集める作詞作曲陣が担当しております。

そのため、発売前から、曲の読み方も含めて話題は尽きませんでした。

 

そして発売フラゲ日を迎えて実際に曲を聴いた訳ですが、、、

案の定、頭をガツーーーン!!!!!!と殴られた、

いや、雷が落ちた衝撃といえるのか??

とにかく感銘を受けまくって、この曲の歌詞解釈に取り組み、この記事を書くに至りました。

という訳で、駄文ですが、今回はこの(0,0,0)の歌詞解釈を書いていきたいと思います!

 

とりあえず、起承転結をベースに考えていきたい所存。

途中の英文の和訳なども含めます。(10年以上振りの英語の知識なので本当助けてほしい😇)

 

先に言っちゃうと、この曲のキーワードはdye「染める」です。

それを踏まえた上でドウゾ!

 

――――――――――

Na na na na...

 

 

(Grow!)

はらはらと泣いた夜は独り

ガラガラと声も出やしない

Night night ここは大都会

失ったチャンスの数は

it goes like a laser

遠慮はいらない

――――――――――

 

[起①-1]

主人公の絶望的状況が鮮明に描き出される導入部。

個人的な解釈では、勝負をかけて田舎から大都会トーキョーに上京してきたものの、チャンスは全く掴めず、周りに頼れる人もおらず、、、という正に『絶望』というイメージを抱きました。

 

「失ったチャンスの数は it goes like a laser

という表現が、積み重なった失敗の膨大さを物語っています。

この表現カッコイイ。

 

冒頭のGrow!は成長しろ!とかいう意味かな??

失敗を続けてることに対してかな~~

 

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Black or white ? 選べないの

答えは今から創る

――――――――――

 

[起①-2]

黒と白、どちらかを選べない、、、

2番にも似たような表現が出てくるのですが、どちらかの答えに縛られることを嫌うきらいがあると思われます。

だから様々な色に染まっている、ということなんでしょうね。

 

「答えは今から創る」

 

カッコよすぎません??

この主人公、失敗続きで凹んでるのかと思いきや、闘志メラメラで反撃の狼煙を上げようとしてるんですよ!

こういうところもとまとさんの詩らしくて大好きです。

 

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混ざりあって i'm dyed

ぐちゃぐちゃに染め上げちゃって

酸いも甘いも噛み締めたいんだ

こんな瞬間は独り占めしたい

真夜中 僕だけの色が包む世界

――――――――――

 

[承①]

はいきた!

数々の失敗も全く無駄ではないと描く、ちょ~~っぜつクールなサビです!!!!!大好き!!!LOVE!!!

………すんません落ち着きますね。

 

様々な経験をしてきたことを、i'm dyed  染め上げると表現してることがまずカッコイイ。

しかも、この主人公はその酸いも甘いもあった経験、全部噛み締めたいんだそうです。

全て無駄ではないと!

紆余曲折あった私の人生ですが、どの経験も無駄ではなかったんだな、と勇気づけてくれる詩です。

 

ぐちゃぐちゃに染め上げた先は、きっと黒よりも深い色。

印刷とかかじったことがある人は分かると思いますが、

K(黒インク)よりも、CMYを混ぜ合わせたリッチブラックの方がより濃いんですよね。

だから、真夜中を「僕だけの色」と表現したのでしょう。

夜よりも深い、真夜中ですから。

 

「こんな瞬間は独り占めしたい」

 

この全能感ですよ!!!

くぅ~~なんだか青臭くて好き!!!!!

 

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(Dye it all now)

バラバラの身体寄せ集めて

ほろほろと心は崩れて

High five またやらかした

失ったチャンスの数は

that's quite uncountable

数えたところで戻ってこねえ!

――――――――――

 

[起②-1]

Dye it all now---今、全てを染めてやれ!

強い描写ですね。

そして、再び絶望を描き出します。

バラバラの身体、ほろほろと崩れた心………もうボロボロも良いとこですね。。

しかしこの子、やらかした時にHigh five---ハイタッチしてるんですよ!?

そして、

 

「失ったチャンスの数は

that's quite uncountable

 

要は、失敗は数えきれないって言っちゃって、更には

 

「数えたところで戻ってこねえ!」

 

もうこの子は全く後ろを向いてませんね、前しか見てないです。

このハイパーポジティブさ。大好き。見習いたい。

 

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Blue or rouge ? どちらでもない

揺るがない今を見てる

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[起②-2]

ここの解釈、割と迷ったんですが、、、

rouge---口紅、ともとれるので、

引いては女性を表す、

blueは男性を表す対比なのかなぁと。

それに対して「どちらでもない」と

言ってのけてる訳です。

そういった『型』に囚われず、

今を真っ直ぐに見据えていたい。

そういう風に捉えてみました。

 

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止まんないで i'm dyed

無茶苦茶に絡まり合って

嘘もホントも噛み締めたいんだ

こんな運命が待ち受けているとは

真夜中 君は何色に見えている?

――――――――――

 

[承②]

染まる、失敗することを「止まんないで」

と言っちゃう主人公。

その強さがカッコイイ………

1サビ同様、嘘もホントも、要は良い事も悪い事も全部受け止めたい、と。

本当に強い。

 

「無茶苦茶に絡まり合って」

「こんな運命が待ち受けているとは」

更には初めて二人称「君」が現れます。

もしかして………主人公を反撃へと向かわせる、運命の人と出会っちゃったのかな!?!?

これは胸アツ展開ですね!!!!!

 

――――――――――

こっから始める(0,0,0)

and another one  and some more...

ちょっぴり不利でも

gotta go now like a trippi-pi-pi-pi-pin'

 

こっから始める(0,0,0)

and another one  and some more...

ちょっぴり不利でも

gotta go now like a trippi-pi-pi-pi-pin'

――――――――――

 

[転-1]

(0,0,0)はまさに、染め上げられた真っ黒のことを指していると思われます。

ここから始めて、もうひとつ、もっと………と進めていく訳です。

(まっさら)の状態から比べたら、やはり不利でしょう。

新卒採用が有利なのと一緒ですね(白目)(新卒採用負けた人)

それでもやらなければいけない、正気を失ったように、、、

歌詞の力強さが半端ないですね。

 

trippin'というのはtrippingの略語だそうで、スラングで「正気を失う」という意味があるそうです。

ここであえてスラングを使うところが、カーーッ、カッコよすぎるだろ!!!!!

ドン底にいる者だからこそ、スラングを使って話しているのでしょうね。

そういった細かい描写もさすがだなと思います。

 

しかも同じフレーズを2回繰り返します。

このことから、ここから這い上がっていく意志の強さが伺えます。

強い。

 

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ルールなんかない (お好きなように)

無視して頂戴 (手加減しないで)

何回も塗り直し 何もないニュアンスが

光を映すから

――――――――――

 

[転-2]

ここの太鼓のドコドコ具合、最高にカッコイイですよね!?!?

歌詞もより強っ強になってきます。

意志の強さを感じられますね。

ルール無用、何でもありの強気で反逆していく訳です。

 

「何回も塗り直し 何もないニュアンスが

光を映すから」

(0,0,0)、黒は黒でも、何回も染めて染めて出来上がった黒です。

ただの黒インクとは違う、見えないけど様々な染め跡が残っている。

そういった跡、ニュアンスが、光を映す。

なんとなくイメージできると思います。

更に、光というのは希望ともいえますので、

反撃の先に希望が見えているという、そういう表現とも思います。

 

――――――――――

「ああ、そうだったかもな」

――――――――――

 

[転-3]

出ました、篠原とまと先生のお家芸である台詞の登場です!!!

先程の「光を映すから」で希望を見つけた主人公、

ここで、真っ黒に染まったところから、

『自分を再確認できた』という表現じゃないかと思いました。

続く大サビでも自分を認めていく訳でして、

ここがターニングポイントだから、あえて台詞にしたんだと考えております。

 

――――――――――

ハマりこんで dyed dyed

ハチャメチャに荒らし尽くして

愛もキライも全て僕なんだ

無題の人間がまだ抗えるなら

ここから 最後の悪あがき始めよう

――――――――――

 

[結-1]

ずっと「i'm dyed」という表現だったのが、

ここでは「dyed dyed」に変わりました!

 

「ハマりこんで dyed dyed

ハチャメチャに荒らし尽くして」

 

ここ、以前の主人公なんだと思われます。

dyed dyedという表現は、なんだか他者から強制的に染められた印象が強くて、、、英語詳しくないから知らないけど、、、

それで、荒れてた印象があります。

 

それがです、ここまでの歌詞で心境変化が感じられましたよね、

ここにきて

「愛もキライも全て僕なんだ」

全てを受け入れたって感じ!

 

ここ、曲調も、すごく綺麗ですよね。

吹っ切れたのかな、そういう心境を描いているとも考えてます。

 

「無題の人間がまだ抗えるなら

ここから 最後の悪あがき始めよう」

 

反撃の狼煙です!!!きました!!!!!!カッコイイ!!!!!!!!

「無題の人間」という表現がすごく好きです、

失敗だらけで何の取り柄もない主人公が、正直を失ったように最後の力を振り絞って社会に反撃に回る訳ですよ!

アカン、この「無題の人間」という単語ひとつに自分を重ねすぎて、激重感情を乗せてしまう、、、

 

――――――――――

混ざり合って

混ざり合って i'm dyed

ぐちゃぐちゃに染め上げちゃって

酸いも甘いも噛み締めたいんだ

こんな瞬間は独り占めしたい

真夜中 僕だけの色が包む世界

 

(So dazzling!)

 

Na na na na...

――――――――――

 

[結-2]

詩の内容はサビ1と一緒ですが、

ここで転調がきました!

 

2番の詩、そして大サビの詩を踏まえて、更に転調ときたここの歌詞は、

より強い意志を感じると思います。

その強さを踏まえた上で、

 

「こんな瞬間は独り占めしたい

真夜中 僕だけの色が包む世界」

 

の一説は、もう主人公の何も怖くない、無敵さを感じられると思いませんか。

もうこの人には失敗する未来は見えていないと思います。カッコイイ。

 

So dazzling!---輝け!

って言っちゃってますしね。

 

最高にクールな、敗者への応援歌だと思います。

 

――――――――――

 

終わりに、この激つよの曲を、他の誰でもないNEWSが歌ってることに、すごく勇気付けられた話を。

 

皆さんご存知の通り、NEWSがここまで活躍を続けてきた道は、決して平坦なものじゃありませんでした。

特に4→3人になった時の危機は記憶に新しいところだし、8→6人になった時の活動休止期間の苦しさも、聞いたことがある人も多いはず。私も聞いたことしかないですが、、、

 

そんなドン底を何度も見てきた、ドン底から何度も這い上がってきた3人が、この(0,0,0という"ドン底から這い上がる歌"を歌ってくれる訳です。

こんなに説得力のある歌は無いんじゃないですか!!!?

そういった意味でも、この曲は私に勇気を与えてくれます。

 

あとシンプルに曲調カッコイイよね。

令和時代のサウンドだよね、この編曲もメロディも。

サブスク解禁とかしたらこの曲バズりそうなのになぁ~~初回盤でしか聴けないのもったいなさすぎるよぉ~~

自分に財力があれば初回LOSER盤を買い漁って、周りに配り歩いて(0,0,0)を布教して回りたかったです、、、

 

さて、スリーオーブラックへの愛を語り尽くしたところで、そろそろこの記事を締めたいと思います。

長々と読んでいただきありがとうございました!!!

 

また気が向いたら、昔書いたLVE×ゼロの歌詞解釈のやつでも書き起こそうかな、、、

 

 

SpecialThanks: mumiさん、あもちゃ